2015年02月10日 |
農研機構、農地や環境中の放射線を迅速測定する装置を共同開発 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:農林水産省 |
農林水産省の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、非破壊・非接触でかつ迅速に農地や環境中における放射線を測定できる装置をクリアパレス社と共同で開発したと発表した。自動測定機能により移動しながら空間線量率を連続測定することもできる。 開発した放射線測定装置は、従来の携帯用空間線量率計に比べて高感度であり、短時間で測定を行うことができる。また、GPSによる位置測定とリンクさせることができ、ラジコン移動車、気球、無人ヘリなどに搭載し、連続的に測定することによって、調査範囲の放射性物質の分布を面的に把握することができる。 測定した値を空間線量率分布に変換する機能を備えているため、放射線測定の専門家でなくても簡易に測定を行うことができる。 これは、農林水産省委託プロジェクト「農地等の放射性物質の除去・低減技術の開発」で実現した。 |