2015年02月23日
積化成、台湾の連結子会社再編、新工場完成
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化成品工業
竣工した多目的工場

積水化成品工業は23日、台湾での事業拡大を図るため、現地グループ会社の再編と発泡プラスチックス成形を行う多目的工場を新設したと発表した。

新会社は「台湾積水化成品」で本社を新竹県新竹工業区に設置。資本金250百万NTドル。積水化成品100%出資。
2014年10月、「ピオセラン」(ポリスチレン・ポリオレフィン複合樹脂発泡体)を製造する連結子会社と販売子会社の2社を合併して誕生、原料のピオセランから成形加工、販売までの経営体制を一体化した。
今回、新たにピオセランや各種発泡シート成形品が生産できる多目的工場を完成し、操業開始した。

「ピオセラン」は耐衝撃性や寸法安定性に優れ、現地でも自動車部品、IT・家電梱包材向けを中心に需要が拡大している。このため製販一体化し経営体制を強化することにした。今後は発泡シート成形品の開発・製造を通して、工業分野から生活分野まで幅広く事業拡大していく方針だ。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1424655099.pdf