2015年02月24日 |
旭化成、バッテリーセパレーターの米ポリポア社買収 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は、米国のバッテリーセパレータ及び医療・工業用膜関連の高分子ポリマー膜メーカーであるポリポア社(本社:米国ノースカロライナ州)を米国子会社との合併により買収すると発表した。 また旭化成は、ポリポア社は同社の医療・工業用膜事業を合併前に米国の3M社(本社:米国ミネソタ州)に譲渡することで3M社と合意した。3M社はポリポア社の同事業を約10億米ドルで取得する。旭化成は、同譲渡後にバッテリーセパレータ事業会社としてポリポア社を買収することになる。対価は約22億米ドル。 ポリポア社は高分子ポリマー膜に技術力があり、リチウムイオン二次電池及び鉛蓄電池のバッテリーセパレータ事業でグローバルな供給体制と高度な製品開発力を有する。旭化成は今回の買収は、同社エレクトロニクス事業領域の事業拡大につながると判断した。 買収価格は、1株当り60.50ドルで、ポリポア社の2015年2月20日までの過去1カ月の平均株価に対し28.4%のプレミアムを加えた金額となる。 |