2015年02月24日
富士フィルムのエボラ出血熱薬に有効性報告
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは24日、ギニアに提供したエボラ出血熱治療向け抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」(一般名:ファビピラビル)の有効性を示唆する臨床試験の中間結果が、フランス国立保健衛生研究機構(Inserm)から出たと発表した。

治療開始時のエボラウイルス量が中程度以上の高い患者群で、試験開始前3カ月前と比べて死亡率が半減 (30%から15%に) した、などが報告された。

「アビガン錠」はグループ企業の富山化学工業(本社:東京都新宿区、菅田益司社長)が開発した抗インフルエンザウイルス薬で、すでに複数のエボラ出血熱患者に緊急対応として投与されている。
昨年12月からInserm が、ギニアの4カ所のエボラ治療センターに同剤の有効性を調べる臨床試験を実施してきまた。今回、同臨床試験による最初の80例の中間解析結果が公表された。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1424771702.pdf