2015年02月25日
田辺三菱子会社、エボラ抗体代替製法で米政府と契約
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:田辺三菱製薬

田辺三菱製薬は25日、連結子会社のメディカゴ社(本社:カナダ・ケベック市)が、同社の植物によるタンパク質産生および精製技術を用いたエボラ抗体の代替製法の開発で、米国保健福祉省傘下の公的機関、BARDAと契約締結したと発表した。

国際的な脅威となっているエボラ出血熱に対しては、まだ有効な治療法、医薬品、ワクチンがまだ見つかっていないのが現状。こうした中、マップ・バイオファーマシューティカル社(米国・サンディゴ)が開発中のZMappが有効な治療手段として期待されている。

メディカゴ社は今回、植物を用いたタンパク質産生、抽出、精製に関する独自技術が米国政府に認められ、開発契約となった。ZMappに用いられているエボラ抗体の代替製法を検討し、生産性拡大に向けたプロセス開発に取り組む。


ニュースリリース
http://www.mt-pharma.co.jp/release/nr/2015/pdf/MDG150225.pdf