2015年03月03日 |
NEDO、「水素社会」構築へ研究委託 千代田、東レ、横浜国大など |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:千代田化工建設、東レ、NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2日、貯蔵、輸送が容易といった水素の特長を活かして、再生可能エネルギーを水素に転換し利用するシステム(Power to Gas)の研究開発に着手すると発表した。 水素は電力を大量、長期に貯蔵することができる。燃料電池の大規模発電や燃料自動車・バスなどへの利用も可能になる。この研究開発を通じて再生可能エネルギーの課題を解決し、水素を最大限に活用する「水素社会」実現を目指す。 <研究テーマと委託予定先> ■水素(有機ハイドライド)による再生可能エネルギーの貯蔵・利用に関する研究開発 ・委託予定先 :千代田化工建設、横浜国立大学 ■北海道における再生可能エネルギー由来不安定電力の水素変換等による安定化・貯蔵・利用技術の研究開発 ・委託予定先 :豊田通商、NTT、川崎重工業、フォレイン・エナジー、テクノバ、室蘭工業大学 ■高効率固体高分子型水素製造システムによるPower to Gas技術開発 ・委託予定先 :東レ ■発電機能を有する水素製造装置を用いた水素製造・貯蔵・利用システムの研究開発 ・委託予定先 :高砂熱学工業、産業技術総合研究所 ■非常用電源機能を有する再生可能エネルギー出力変動補償用電力・水素複合エネルギー貯蔵システムの研究開発 ・委託予定先 :東北大学、前川製作所、岩谷産業 |