2015年03月04日
農水省、動物用ワクチン緊急時増産事業に着手
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は近く「動物用ワクチン緊急時増産体制整備事」に着手する。具体的には、動物用ワクチンの増産に必要な医薬品製造用真空凍結乾燥機の整備を支援する。このため、平成26年度補正予算で「動物用ワクチン緊急時増産体制整備事業」予算として1億8500万円を計上した。

家畜の伝染性疾病が流行して、動物用ワクチンの需要が急増した際にワクチン製造メーカーの供給が円滑を欠けば、伝染性疾患が流行・蔓延し安定供給に支障が生じる懸念がある。このため同省は、メーカーの動物用ワクチン増産体制を整備することにした。豚流行性下痢(PED)などの流行で動物用ワクチンの需要が急増した場合に備えて、増産に必要となる医薬品製造用真空凍結乾燥機を導入するメーカーを支援する。