2015年03月11日
昭電、植物工場 海外展開で山口大と連携協定
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工

昭和電工は11日、山口大学と共同開発したLEDを用いた植物工場(高速栽培技術「SHIGYO法」)の技術と関連する研究成果を海外展開するため、同日、山口大学と連携協定を締結したと発表した。

山口大学の岡正朗学長は記者会見で、「山口大学は、海外の大学などの96機関と連携している。今回の昭和電工との連携による植物工場は、当面、タイ、インドネシアを中心に台湾、韓国、中国などが対象になりそうだ。積極的に取り組みたい」と今後の抱負を語った。当面、東南アジアが中心になる見通しだ。

共同開発した高億栽培技術「SHIGYO法」は、昭和電工独自の超高輝度赤色LEDと青色LEDを植物に12時間ずつ交互に照射する新手法を採用したもので、収量及び品質(ビタミン、ミネラルなど)の安定した作物を計画的に生産できる植物工場。

昭電は現在、国内21件の植物工場の運営に携わっているが、今後は、山口大と共同で海外の地域特性に応じた植物工場の普及を図る。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1426039409.pdf