2015年03月17日
積水メディカルと国がん、小型汎用DNA診断装置開発へ
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:積水化学工業

国立がん研究センター(国がん)は17日、腎細胞がんの予後診断法を開発し実用化するため積水化学工業100%子会社の積水メディカル(本社:東京都中央区、田頭秀雄社長)と共同で「小型汎用DNAメチル化診断装置」の開発に着手したと発表した。
2018年の実用化と、腎細胞がん以外のがん診断への応用を視野に共同研究開発を進める。
DNA(デオキシリボ核酸)のメチル化とは、DNAに遺伝情報を書き込む暗号、T・C・G・Aの4塩基のうちC(シトシン)塩基にメチル基が結合して、細胞の中でタンパク質が作られる量を調節する仕組み。
DNAのメチル化の異常は突然変異と並ぶ発がん要因で、がんの診断・治療・予防への臨床応用が試みられ、注目されている。