2015年03月18日
宇田川VEC会長「補正予算執行で官公需に期待」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)の宇田川憲一会長(東ソー社長)は18日の定例会見で2月の塩化ビニル樹脂(PVC)の国内出荷が5カ月連続の前年割れとなったことについて「期待感はあったのだが、需要の盛り上がりがみられなかった」と語った。今後の見通しについては、「平成26年度補正予算が執行段階に入るので、官公需の盛り上がりに期待したい」としつつも、「これまで、震災復興予算でも(執行段階にきても)人手不足などで思うように執行できなかった問題があった。そうした問題を克服できるかが課題だ」と指摘した。
国内需要低迷の一方で、「原料ナフサ価格の下落で塩ビ樹脂の輸出競争力が強まっているため、(3カ月連続で前年比2ケタ増と)輸出が堅調に推移している。とくにインドネシア向けが好調だ」と語り、外需増大への期待感が高いことを示した。