2015年03月18日
2月のPS国内出荷、4カ月連続の5万トン割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

スチレン工業会は18日、2月のポリスチレン(PS) 及びスチレンモノマー(SM)の生産・出荷実績を発表した。
PSの生産は、4万4848トン、前年同月比22%減で4カ月連続の前年割れとなった。国内出荷は4万3602トン、同15%減で5カ月連続の前年割れだが、「年間60万トン」の目安となる5万トンを4カ月連続で割り込んだ。

とくに、主力の包装用が2万トンを割り込む1万9420トン、同11%減となったのをはじめ、比較的堅調だったフォームスチレン(FS)用が1万1400トン、同22%減と大きく落ち込み、電機・工業用が6958トン、同9%減、雑貨・産業用が5824トン、同21%減と大きく落ち込み、4用途が揃って5カ月連続の前年割れとなるなど、内需不振が深刻化している。
輸出は1211トン、同37%減で4カ月連続の前年割れとなった。この結果、出荷計は4万4813トン、同16%減で5カ月連続の前年割れとなった。

一方、SMの生産は20万797トン、同4%減で4カ月連続の前年割れとなった。国内出荷は9万7962トン、同19%減で2カ月ぶりに前年割れとなった。輸出は9万7844トン、同28%増で2カ月ぶりのプラスとなり、その結果、出荷計は19万5806トン、同0%増で5カ月連続の前年割れを回避した。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1426663088.pdf