1999年12月08日
三菱ガス化学、大阪工場がISO14001の認証を取得
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

 三菱ガス化学は8日、大阪工場(大阪府豊中市)が11月26日付けで環境管理の国際標準規格であるISO14001の登録証を受理した、と発表した。登録認証審査機関はJQA(財団法人日本品質保証機構)で、新潟工業所(1998年6月)、東京工場(同年10月)、鹿島工場(1999年2月)、四日市工場(同年8月)に続いて5番目の取得となる。
 大阪工場は、1992年12月にISO9002の認証を他工場に先駆けて取得しており、今回の14001取得によって品質管理と環境管理の両面で世界に通用するマネジメントシステムを構築したことになる。
 同工場は、1931年に当時最先端の技術を用いて、蓚酸・蟻酸の製造からスタート、翌年には天覧に供した。現在はPC(ポリカーボネート)の専業工場であり、同社のエンジニアリングプラスチック発祥の地として、用途研究・応用技術開発に取り組んでいる。特にCDやDVD向けに需要が急成長している光ディスク用材料および自動車サンルーフ用シートなどの分野で大きな成果をあげている。
 大阪工場を取り巻く状況は大きく変わっているものの、エンジニアリングプラスチックの発信基地として、また都市に立地する化学工場として、環境・安全・品質に万全の体制を敷き、今後も地域社会に貢献していく方針。