2015年03月24日 |
東北大など、高性能アモルファス粉を開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:文部科学省 |
東北大学は24日、アルプス電気(本社:東京都大田区、栗山年弘社長)と共同で高性能な軟磁性粉を開発し、その圧粉コアの試作に成功したと発表した。 従来アモルファス粉よりも飽和磁束密度とコアロスが20~25%向上することを確認した。 鉄粉なみの高飽和磁束密度と、金属ガラスなみの低コアロスを兼備する高い性能を実現した。 同材料により車載・電装品などのパワーエレクトロニクス領域で、大電流・低損失・小型・軽量等の実現に向けた応用が期待できる。 アルプス電気は今後、複数企業とJVを設立し、共同事業化に向けた開発を進めていく方針。 文科省の交付金をもとに、大学の研究成果と企業の事業化を結びつけようという、東北大学BIP(ビジネス・インキューベーション・プログラム)により開発に成功した。 |