2000年10月20日
ポリプラスチックス、内外でPOM/PPS/LCPを値上げ
11月21日出荷分から
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:ポリプラスチックス

 ポリプラスチックスは20日、すでに9月に発表しているPBT(ポリブチレンテレフタレート)に続いて、POM(ポリアセタール)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、LCP(液晶ポリマー)について11月21日出荷分から値上げを実施することを決定した、と発表した。
 値上げ幅は、POMが国内向けキログラム当たり25円、海外がトン当たり250ドル、PPSが国内50円、海外500ドルで、LCPは国内100円、海外1,000ドルとなっている。また、すでに9月に発表しているPBTは、10月21日出荷分から国内30円、海外300ドルで交渉を進めており、これで同社の全樹脂が値上げを打ち出したことになる。
 今回の値上げについて同社では、原油、ナフサおよびメタノールなどの価格高騰にともない、原材料および燃料コストが大幅に上昇しており、製造コストや用役費などの上昇の影響が大きく、極めて厳しい局面にあるとしており、製造コストの低減に取り組んできたものの、コストアップを吸収するには至らず、価格改定を決定したと説明している。