2015年03月30日 |
富士フィルム、米iPSベンチャー買収合意 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:富士フイルムホールディングス |
富士フイルムホールディングスは30日、iPS細胞の開発・製造の米国Cellular Dynamics International社(本社:米国ウィスコンシン州マディソン、CDI社)との間で、株式公開買付けにより、CDI社を買収することで合意したと発表した。 富士フイルムは、米国子会社を通じた本公開買付けにより、CDI 社の発行済普通株式の総数を総額約307百万米ドル(1株当たり16.5 米ドル)で取得する。本買収後、CDI 社は、当社の連結子会社として、米国ウィスコンシン州マディソン及びカリフォルニア州ノバトにおいて事業を継続する。両社取締役会で全会一致で承認された。 CDI社は2004年の設立で、2013年7月にNASDAQに上場したバイオベンチャー企業。良質なiPS 細胞を大量に安定生産する技術に強みを持ち、大手製薬企業や先端研究機関など多くのユーザーとの供給契約、開発受託契約を締結している。 現在、創薬支援や細胞治療、幹細胞バンク向けのiPS 細胞の開発・製造を行っており、既に創薬支援向けでは、心筋や神経、肝臓など12種類の高品質なiPS 細胞を安定的に提供している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file4_1427703387.pdf |