2000年10月20日 |
ティコナ、2002年末にドイツでPOMを3万3,000トン増設 |
ポリプラ含めグループ33万6,000トン体制に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:ポリプラスチックス、三菱ガス化学 |
ティコナはドイツ現地時間の19日、フランクフルト近郊のケルスターバッハにおいて、POM(ポリアセタール)を2002年末に3万3,000トン増強する、と発表した。これにより同社の生産能力は欧米2拠点で18万6,000トン、ポリプラスチックスグループを含めた合計では、33万6,000トン体制を構築する。 同社は現在、ケルスターバッハに年産7万7,000トン設備を有しているが、増加するPOMの需要に対応するため、今回2,500万ユーロを投じて3万3,000トン増設することにした。2002年末の完成により、ケルスターバッハの生産能力は10万トンに拡大、米国のビショップの8万6,000トンとあわせ18万6,000トンとなる。 また、ティコナグループの中でアジア・太平洋地域を担当するポリプラスチックスは、今春からマレーシア・クアンタンで3万トン設備を稼動させており、日本の富士工場10万トン、台湾エンジニアリングプラスチックスの2万トンとの合計で15万トン体制を築いており、ティコナグループとしてはトータル33万6,000トンに拡大する。 なおティコナはこのほか、昨年12月に三菱ガス化学と暁星の折半出資会社韓国エンジニアリングプラスチックに対し、暁星の株式を買い取り、50%の資本参加をしている。 <参考>※http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/pj/pjpom>世界のポリアセタール設備計画 ※Eメールサービス会員の方のみご利用いただけます。 |