2015年04月02日
武田薬品、水澤化学全株式を大阪ガスケミカルに譲渡
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は1日、子会社である水澤化学工業(本社:東京都中央区、澤田宏社長)の保有全株式を、大阪ガスケミカル(本社:大阪市西区、藤原正隆社長)に譲渡したと発表した。

水澤化学は、石油精製などに必要な活性白土を国産化するため1937年に設立。
現在、活性白土を中心とする吸着剤や塩ビ樹脂安定剤、ノーカーボン紙用発色剤などを製造・販売しており、資本金15億1900万円。武田薬品の保有比率はは54.2%。

武田薬品は、有望な新薬候補に研究開発資源を配分したいとして、炭素繊維などの吸着剤事業を持つ大阪ガスケミカルに1日付で保有全株式を譲渡した。譲渡株式総数は676万株、譲渡価格は1株あたり638円。

<水澤化学の会社概要>
(1)名称:水澤化学工業株式会社
(2)所在地:東京都中央区
(3)代表者:代表取締役社長 澤田 宏
(4)事業内容:活性白土を中心とする吸着剤の製造販売、安定剤・樹脂添加剤の製造販売
(5)設立年:1937年
(6)資本金:15億1,900万円
(7)株式の種類:非上場
(8)大株主および持株比率(株式譲渡全):武田薬品54.2%、三井物産10.0%
(9)従業員数:346名(2014年3月末時点)
(10)売上高:101億円(2013年度)