2015年04月02日
住友商事、チリに農薬販売ビジネスの現地法人
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友商事

住友商事は2日、南米・アンデス地域の農薬販売ビジネス基盤を強化し、収益の柱とするため、同地域を統括するホールディング会社Summit Agro South America(SASA社)を設立、4月1日から営業開始したと発表した。

SASAは本社をサンティアゴ市に置き、代表に尾崎英夫氏が就任した。今後チリ、アルゼンチン、コロンビア、エクアドル、ペルーの5カ国を傘下におさめ運営統括する。

アンデス地域は、世界農薬市場の20%超を占める南米諸国の中でもとくに成長の著しい地域で、2014年の市場規模は21億米ドル(世界農薬市場の5%)に達した。温暖な気候と多様な栽培作物から、今後も年率3~4%の成長が見込まれている。

住友商事の農薬事業は1970年代に日本製品の輸出で始まり、現在は欧米など30カ国以上で展開、売上高は1000億円規模に達している。