2015年04月06日
大日印刷、ビン・缶に代替 強刺激物に最適プラ包材
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:大日本印刷

大日本印刷(DNP)は6日、殺菌などに使用する高濃度アルコールや、酸、香料など、刺激性の強い内容物に対して優れた耐久性を持つ「DNP耐内容物包材(ラミキープ)」を開発たと発表した。缶やガラスびんに代わる包装材料として今年4月から販売開始する。

同社は2007年に内容物がアルコール度数70%程度に耐えられる「ラミキープ」を開発したが、今回、さらに材料を改良し99.5%まで対応できる耐久性向上に成功した。
長期間保存した場合でも、開封時の手切れ性が良好で、開けやすさに優れている。
従来は、耐内容物性を確保するため、最内層に高価なエチレンメタクリル酸共重合樹脂(EMAA)フィルムを使用していたが、今回はより安価な一般的なポリエチレン(PE)フィルムで耐久性を維持している。
同社は今後、医薬品や日用品メーカーなどに同製品を販売し、2017年までに年間10億円の売上を目指す。

同製品4月8日~10日、東京ビッグサイトで開催される「第6回高機能フィルム展」に出展する。