2015年04月07日
旭硝子、タイで遮熱膜コーティングガラス 50%増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭硝子

旭硝子(AGC)は7日、タイで遮熱性能を高めるLowーE膜をコーティングしたガラスの生産能力を50%増強すると発表した。AGCフラットガラス・タイランド社(AFT)のサムットプラカン工場に新たに設備投資する。生産効率の改善と遮熱性能の高い製品の生産を行う。

建設ラッシュが続く東南アジアでは年間を通じて冷房を使用するため電力不足対策としてビルなどの省エネ化が課題となっている。使用エネルギー量の削減につながる同社のLowーEガラスはこの解決策につながる。

AFTは現在、銀1層のLowーE膜コーティングガラスを製造・販売しているが、今回の設備投資で銀2層のコーティングが可能となる。これで可視光線の透過率を維持しながら遮熱性能を向上させることができる。明るく、熱を通さない窓ができる。一つの工場でフロートから銀2層のLowーE複層ガラスまで一貫生産するのは東南アジアでは初めて。

【AGCフラットガラス・タイランド社(AFT)】
◇代表者 :塩井英喜
◇設立  :1963年
◇生産品目:建築用ガラス(フロート板ガラス、LowーEガラス、複層ガラス、強化ガラス)、自動車用素板ガラス、産業用ガラス、ミラー
◇工場  :サムットプラカン工場、チョンブリ工場、ライヨン工場


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1428382797.pdf