2015年04月08日 |
旭硝子、インドネシアに自家発設備 建設 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭硝子 |
旭硝子(AGC)は8日、インドネシアの子会社アサヒマス・ケミカル(ASC)に発電所を建設すると発表した。投資額は約4億ドル。クロール・アルカリ事業の主要コストである電力代を大幅削減し、東南アジアにおける同事業の競争力強化を図る。2017年内に運転開始予定。 東南アジアのか性ソーダ・塩ビ樹脂(PVC)市場は年率5%超の成長が見込まれている。 AGCはクロール・アルカリの事業拠点をインドネシア、タイ、ベトナムに持ち、東南アジア市場で約70%のシェアを有している。 今回建設する発電所は、現地で安価に入手できる低品位炭を使用する石炭火力発電(発電量約250MW)とするが、環境に配慮したコージェネレーションとバイオマス混焼が可能なCFB方式を採用する。 <旭硝子グループの東南アジア クロール・アルカリ拠点> ■インドネシア アサヒマス・ケミカル(ASC) :か性ソーダ、EDC、MCM、PVCの一貫生産工場をバンテン州チレゴンに持ち増強工事中。か性ソーダは現有(2013年末)年産50万トンを15年末には同70万トン、VCMは同40万トンを80万トン、PVCは同30万トンを55万トンにそれぞれ拡大する。 ■タイ AGCケミカルズ・タイランド :か性ソーダ年産35万トン。 ■ベトナム フーミー・プラスチック・アンド・ケミカルズ(PMPC) :2014年に買収したPVC年産10万トン設備を、16年をめどに同15万トンに増強する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1428475106.pdf |