2015年04月09日 |
DSM、カプロラクタム、AN事業など新会社へ移管 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:DSM |
DSMは9日、英国の投資顧問会社 CVC Capital Partnersと共同でカプロラクタムやアクリロニトリル、コンポジットレジン事業などを手がける新会社 NewCo(仮称)を設立すると発表した。化学工業分野で豊富な投資経験を有するCVC社と提携することで、ポートフォリオの最適化と、経営基盤の強化を図る。 新会社の株式保有比率はCVC65%、DSM35%とし、DSMはカプロラクタム事業、アクリロニトリル事業、コンポジット事業の3事業を新会社に譲渡する。新会社設立は2015年第3四半期の見込み。 DSMが新会社に譲渡するカプロラクタム事業は、欧州・北米に保有する工場のほか中国で同事業を展開するDNCC社の株式60%およびライセンス事業を対象としている。 また、事業移管とともにオランダのオンサイト・サービス会社であるSitech Services社の株式65%も新会社へ譲渡する。 NewCoは、カプロラクタム、アクリロニトリル、コンポジットの3事業を手がける独立した企業となる。 売上高(2014年合算)は約21億ユーロ。税金・償却前利益(EBITDA)は1億600万ユーロの見込み。 DSMは2015年第1四半期に約1億3000万ユーロの減損特別損失を計上する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1428545217.pdf |