2015年04月10日 |
日本ポリプロ、高溶融張力のPP樹脂を開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:日本ポリプロ |
わが国ポリプロ樹脂最大手の日本ポリプロ(本社:東京都千代田区、鈴木龍男社長)は10日、新たに高溶融張力を持つPP樹脂「ウェイマックス(WAYMAX)」(商品名)を開発、商業生産技術を確立したため4月から本格販売を開始すると発表した。 溶融張力とは、加熱・溶融した樹脂の引張り強度のこと。これが低いとインフレーション加工した際、原反の流れが悪くなり、発泡加工した場合はあとで破泡しやすくなる。 同社は今回、独自のメタロセン触媒、重合技術を生かして溶融張力の優れたPP樹脂を開発した。とくに発泡成形や大型部材の熱成形製品の生産に適している。 フィルム成形した場合はフィッシュアイを全く含まず、改質材としての用途も期待できる。 日本ポリプロでは今後、「高機能ポリプロ」としてラインアップし、発泡用途向けを中心に市場展開していく方針だ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1428645428.pdf (英文) JPP to Launch a New High-Melt-Strength PP http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1428645428.pdf |