2015年04月13日
東レ、韓国最大の中空糸限外ろ過膜を受注
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは13日、韓国最大となる麗水市の膜ろ過水道浄水設備向けに、中空糸限外ろ過(UF)膜「トレフィル」(商品名)を受注したと発表した。

同設備は、1日当たり13万4000立方メートルの処理規模を有する。東レのUF膜納入案件としても最大の処理規模となる。東レは韓国の水道浄水膜設備の合計処理水量が1日当たり22万立方メートル以上と、国内約50%の圧倒的シェアを占めることになる。

今回受注分の東レ「トレフィル」納入は2016年中、プラント稼働開始時期は2017年の予定。

同社は、韓国では造水用RO膜「ロメンブラ」、浄水用UF膜「トレフィル」を同国トップブランドとして展開しているが、2014年に韓国の大手逆浸透(RO)膜メーカーであるウンジンケミカル(現東レケミカルコリア)を買収し、水処理事業の拡大を進めている。