2015年04月14日 |
日揮・3月期下方修正、中東プロジェクト遅れで |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日揮 |
日揮は14日、2015年3月期の連結業績について、建設工事中の中東プロジェクトの採算悪化などにより前回予想を下回る見通しとなったとして下方修正した。最終利益は前回予想比50%の210億円となる見込み。 カタールで建設中のBarzan Gas社向け大型ガス処理プラントの完工が遅れ、売上高の減少や建設工事費用の増加による採算悪化が見込まれる状況となった。建設現場には1万人超のスタッフが工事に従事している。完工確認作業段階で想定以上に時間がかかり、人件費の増加が予想される状況となった。原油価格の下落で子会社が米国に保有するシェールオイル権益の固定資産の減損損失も重荷となった。期末配当予想を前回発表の1株当たり41.50円から21.00円に修正する。 【日揮・3月期通期(連結)予想】単位:百万円 ( )前回予想 ◇売上高 795,000(810,000) ◇営業利益 29,000(54,000) ◇経常利益 43,500(64,000) ◇当期純利益 21,000(42,000) ◇1株当たり純利益 83.20円(166.39円) |