2015年04月15日 |
宇田川VEC会長「需要回復4-6月期がポイント」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会 |
塩ビ工業・環境協会(VEC)の宇田川憲一会長(東ソー社長)は15日の定例記者会見で、塩化ビニル樹脂(PVC)の3月国内出荷が6カ月連続の前年割れとなったことについて、「出荷量自体は1-2月よりも増加している」と感想を述べたたうえで「住宅関連も人手不足解消待ちの状態のようで、ひと頃よりは良くなっていると思う」と語った。焦点は「4-6月期にどこまで戻すのかがポイントになる」と期待感をにじませた。 VECは同日、3月のPVC及び塩化ビニルモノマー(VCM)の生産出荷実績を発表した。 PVCの生産は13万7023トン、前年同月比20・8%で2カ月ぶりプラスに転じた。国内出荷は8万7380トン、同11・7%減で6カ月連続の前年割れだった。輸出は、5万4984トン、同2・25倍となり、4カ月連続のプラスとなった。これは、為替の円安推移と原料ナフサ安を背景に採算が好転していることが要因。出荷総計は14万2364トンで同15・5%増と、4カ月連続のプラスとなった。 一方、VCMは生産が21万7226トン、同38・8%増で2カ月連続のプラス。国内出荷は14万6445トン、同19・9%増と2カ月ぶりにプラスに転じた。輸出は6万1241トン、同2・43倍となり12か月連続のプラス。出荷総計は20万7686トン、同41・0%増で12カ月連続のプラスとなった。 ニュースリリース参照 塩ビ樹脂 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1429073383.xls 塩ビモノマー http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1429073383.xls |