2015年04月20日
三菱レ子会社、ベトナムの病院で飲料水供給実証
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱レイヨン

三菱レイヨンは20日、グループ会社であるウェルシィ(本社:東京都千代田区、宮田栄二社長)がベトナムのビンイェン市の民間病院で、膜ろ過システムによる飲料水供給の実証試験を開始したと発表した。

同社が海外で飲料水供給の実証試験を行うのは初めて。
1年間の実証試験を通じてノウハウを蓄積し、今後の本格的な海外展開につなげる。

ベトナムでは一般的に水道水は直接飲用できない。
実証試験では、公共水道を水源とした日量2万リットルの造水能力を持つ膜ろ過装置をラクベット病院内に設置し、安定的で低コストの飲料水や手術時の手洗い用に利用できる上水を提供する。

ウェルシィは、三菱レイヨングループのアクア・ソリューション事業で上水分野を事業領域とする中核会社で、海外事業の拡大を中長期的な活動目標に掲げている。