2015年04月21日
カネカ、吸着型血液浄化器で米FDA承認取得
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは21日、米国FDA(食品医薬品局)から吸着型血液浄化器「リクセル」の人道機器適用免除申請による透析アミロイド症治療用医療機器として初の承認を取得したと発表した。これを機に6月から米国で「リクセル」の販売を開始する。

透析アミロイド症は、長年にわたり血液透析療法を受けている患者に起こる合併症であり、「リクセル」は1996年から国内で、2013年から欧州で販売を開始している。

米国内では、今秋から承認後臨床研究を開始し、並行して公的保険の適用を目指す。同社はすでに米国で吸着型血漿浄化器「リポソーバー」を展開しており、今後リクセルを加えることで、米国における血液浄化事業の拡大を目指す。