2015年04月21日
三井物産、金工大と炭素繊維材料量産化で共同契約
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井物産

三井物産は21日、金沢工業大学の革新複合材料研究開発センター(ICC)と、炭素繊維複合材料による自動車部品等製造の新製法に関する実証研究を行うことで合意し、同日複合材料研究に関する協力協定及び機械賃貸契約を締結したと発表した。

三井物産はこれまで、経済産業省の調整下で、ICC及び炭素繊維複合材料ユーザー企業との取り組み検討を行ってきた。今回、実証用設備一式を購入し、ICCを中心とするユーザー企業を含む関連企業コンソーシアムに同設備を提供し、共同で炭素繊維複合材料による自動車部品部材等製造の新製法開発及び実用化を目指す。

ICCは、2013年7月に金工大により設立され、異業種・異分野の技術融合による炭素繊維複合材料の可能性を開拓することを目的とする国内最大級の複合材料研究センター。全国の産学官研究者集結し、中間加工分野を中心に革新的技術の開発を目標としている。