2015年04月22日
積水化学、自動車ガラス用中間膜メキシコで増設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化学工業

積水化学工業は22日、自動車メーカーの中南米市場での生産能力増強に対応して、メキシコ工場に3系列目となる合わせガラス用中間膜の生産ラインを増設すると発表した。年間700万台分の自動車に相当する生産能力を増強する。増設ラインは2017年度下期の稼働を予定。主に高機能中間膜である遮音中間膜の生産を行う。

同社は、合わせガラス用中間膜の製造・販売をグローバル展開しており、自動車向け中間膜市場では世界で約50%と、トップシェアを占める。メキシコ工場は1971年に稼働開始と古い歴史を持つ。

従来から、北米市場向けは北米工場で生産し、中南米市場向けはメキシコ工場で需要に対応してきたが、米州全体の市場が拡大してきたため、現在は日本からの輸入で対応している。