2000年10月18日 |
児玉化学、中間期・通期の単独および連結業績予想を修正 |
退職給付信託設定/海外子会社の工場閉鎖・生産基地変更で |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:児玉化学 |
児玉化学工業は18日、退職給付信託の設定および海外子会社の工場閉鎖店生産基地変更にともない、2000年9月中間期と2001年3月期の単独および連結業績予想修正を発表した。 同社は9月22日に、退職給付会計導入にともなう会計基準変更時差異の償却を目的に、保有している株式を退職給付信託に供出した。信託設定額は5億2,700万円で、これにより単独および連結とも2000年度に信託設定益2億5,800万円を特別利益に、会計基準変更時差異の一括償却額5億2,700万円を計上する。なお、信託設定後の会計基準変更時差異4億1,700万円については、今後10年間で償却していく考え。 また、同社の連結子会社である華玉工業股イ分(ふん)有限公司で行っていた、スーツケースなど鞄類の生産を12月までに関連会社で、持分用適用会社であるタイ児玉に全量移管することを決定、これにともない華玉工業が台湾・桃園県に有している工場を9月に閉鎖した。華玉工業は、今後も商品開発部門を保持した販売会社として事業を継続していく予定で、連結売上高に対する影響はないとしている。また、工場閉鎖による従業員の解雇金など閉鎖関連費用は、工場敷地などの売却益などにより充当するため、連結損益への影響は軽微になる見込みで、従業員数は82名減少する。なお、工場閉鎖にともなう土地の売却などにより、華玉工業の資産評価価値が下落することから、児玉化学が保有する華玉工業の株式(帳簿価額20億7,100万円)の取得時との為替換算差損を含めた評価損として、約12億円を2000年度末に計上する考え。 業績予想修正値は次の通り。 [2000年(平成12年)9月中間期単独業績予想修正] 修正値(前回予想)増減額 増減率の順(単位:百万円、%) ◇売上高 8,175(8,000)△175 2.2 ◇経常利益 147(△100)△247 - ◇当期純利益 △203(△140)△63 - [2001年(平成13年)3月期通期単独業績予想修正] 修正値(前回予想)増減額 増減率の順(単位:百万円、%) ◇売上高 15,400(15,500)△100 △0.6 ◇経常利益 △50(△300)250 - ◇当期純利益 △1,420(△350)△1,070 - [2000年(平成12年)9月中間期連結業績予想修正] 修正値(前回予想)増減額 増減率の順(単位:百万円、%) ◇売上高 8,782(8,750)32 0.4 ◇経常利益 160(△95)256 - ◇当期純利益 △182(△135)△46 - [2001年(平成13年)3月期通期連結業績予想修正] 修正値(前回予想)増減額 増減率の順(単位:百万円、%) ◇売上高 15,400(15,500)△100 △0.6 ◇経常利益 △50(△300)250 - ◇当期純利益 △1,420(△350)△1,070 - |