2015年04月27日 |
昭電、フェノール樹脂事業をアイカ工業に売却 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は27日、フェノール樹脂事業を国内化粧板大手のアイカ工業(本社:愛知県清洲市、小野勇治社長)に売却することで両社合意したと発表した。5月中に新会社を設立し、同事業を分割継承した後、新会社の株式の85%をアイカ工業に譲渡する。2年後をめどに残りの15%も譲渡する。 アイカ工業への事業譲渡・新会社の営業開始は今年9月の予定。譲渡金額などは非公開。 昭和電工は、1970年から伊勢崎工場(群馬県)でフェノール樹脂を生産し、自動車部品などの成形材料やメラミン化粧板、食器などの原料樹脂として販売してきた。現在、国内シェアの10%強に相当する年産1万数千トンの生産設備を持つが市場は頭打ち状態。同事業の売上高は年間約40億円となっている。 同社は新中計で事業構造の転換と経営資源の集中を柱の一つに掲げており、今回の決定はその一環となる。 事業譲渡により伊勢崎工場内のフェノール設備、土地などは新会社の所有となる。 これによる2015年度業績に与える影響は軽微。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1430117335.pdf |