2015年05月07日
出光興産・3月期、最終赤字1379億円
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は7日、最終損益が1379億円の赤字となる2015年3月期決算を発表した。
原油価格の下落で売上高が8.0%の減収となったほか、在庫評価損の発生や石油化学品マージンの縮小により営業利益が減益となった。
英領北海での石油探鉱・開発事業を見直した結果、一部に開発移行が困難と見られる新規油田があることが分かった。このため減損損失の増加や前年度に計上した受取保険金等の特別利益の減少などにより695億円の特別損失を計上した。

徳山製油所は原油処理機能を停止し、徳山事業所として再スタートした。石油化学事業の主力拠点として、周南コンビナート各社に安定的にオレフィンを供給するため、既存の大型原油タンカー用シーバースを大型ナフサ船が着船可能となるよう改造した。


【出光興産・3月期通期(連結)業績】単位:百万円 ( )前回予想
◇売上高    4,629,732(△8.0)
◇営業利益   △104,798(―)
◇経常利益   △107,618(ー)
◇当期純利益  △137,958(ー)
◇1株当たり純利益  △862.50円(226.90円)

<2016年・3月期通期(連結)予想>
◇売上高    4,350,000(△6.0)
◇営業利益     92,000(ー)
◇経常利益     89,000(ー)
◇当期純利益    56,000(ー)
◇1株当たり純利益  350.10円