2015年05月19日
4月のPS国内出荷、1年1カ月ぶりに6万トン台乗せ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会は19日、4月のポリスチレン(PS)及びスチレンモノマー(SM)の生産・出荷実績を発表した。
PSの生産は6万651トン、前年同月比24%増で9カ月ぶりの6万トン台乗せになった。これは、昨年4月に比べてプラントの定修工場が半減したことが影響したとみられる。

国内出荷は6万732トン、同17%増で昨年3月以来年1カ月ぶりに6万トンの大台に乗せた。主力の包装用をはじめ、フォームスチレン(FS)用、電機・工業用、雑貨・産業用の4分野全てで前年比プラスとなった。とくに、ユーザーの海外進出で構造的不振が続いていた電機・工業用が同8%増で昨年9月以来のプラスとなった。
輸出は2531トン、同35%増で、この結果、出荷計は6万3263トン、同17%増で昨年7月以来9か月ぶりに6万トン台に乗せた。

一方、SMの生産は21万998トン、同19%増で2カ月連続のプラスとなった。国内出荷は12万3358トン、同5%増、輸出が11万6238トン、同91%増となった結果、出荷計は23万9596トン、同34%増で3カ月連続のプラスとなった。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1432019805.pdf