2015年05月21日
三菱商事と九電、熊本県南阿蘇村で地熱資源調査
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱商事

三菱商事と九州電力の両社は21日、熊本県南阿蘇村で地熱資源の調査・開発に着手すると発表した。
同村では阿蘇山西部地区の地熱資源の開発について、資源の保護と環境の調和を図りならら地域産業の振興に資するとした村の条例を制定。両社は今年1月、同条例に基づく地熱資源調査の申し入れを行なった。

同村では「地熱資源活用協議会」で事業者からヒアリングを行ない、審議した結果、5月21日付で村長名で同意書を交付した。今回交付したのは九電・三菱商事グループと、フォーカスキャピタルグループの2事業グループ。

九電・三菱商事グループは、今年度は第1段階として地下構造を把握するための地表調査(重力探査、電磁探査)、周辺温泉などの現状調査および経年変化を把握するための温泉モニタリングを行う予定。
調査の結果、資源活用が有望と確認された場合は、調査井の掘削など、次のステップの開発計画に入る方針だ。