2015年05月22日 |
三菱重工など4社、ガスエンジンのコジェネ化新開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱重工業 |
東京ガス、三菱重工業、三浦工業(本社:愛媛県松山市、高橋祐二社長)、神戸製綱所の4社は22日、ガスエンジンの廃温水を蒸気として高効率に回収するコージェネレーションシステムを開発したと発表した。三菱重工と東京ガスグループは7月から同システムの販売を開始する。 メーカー3社の製品を組み合わせ、ガスエンジンの廃熱を温水から蒸気に効率よく変換し利用するシステム。具体的には、蒸気回収量を増やすため廃温水の温度を高く設定した「高温化仕様ガスエンジン」(三菱重工製)と、廃温水を効率よく低圧蒸気に変換する「蒸気発生装置」(三浦工業製)、変換された低圧蒸気を工場で利用可能な圧力まで昇圧する「スクリュ式小型蒸気圧縮機」(神戸鋼製)を組み合わせた。 この結果、蒸気回収効率が従来の18.4%から28.4%に10%向上し、電気と蒸気を組み合わせた総合効率で約71%を達成した。蒸気の使用量が減る場合には、通常のガスエンジンコージェネ単体の稼動に切り替えることもできるようにした。 |