2000年10月17日
トクヤマ、IPAを10月21日出荷分から値上げ
キロ13円以上、原料価格高騰で採算是正
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:トクヤマ

 トクヤマは、IPA(イソプロピルアルコール)の国内価格を10月21日出荷分より同社仕切価格キロ当たり13円以上の値上げを決め、商社・需要家へのアナウンスを開始した。
 ナフサ価格が昨年1~3月のキロリットル12,300円を底に騰勢を強め、今10~12月期は25,000円~26,000円水準が見込まれる状況にあり、IPA主原料のプロピレン価格も急騰している。
 こうしたことから、これまでの合理化や3度におよぶ値上げでは原料コストの上昇を吸収するには至らず、大幅な採算割れとなっており、同社でも収益改善を目標に今回の第4次値上げ打ち出しに踏み切ったもの。
 同社のIPA値上げは、第1次がキロ当たり12円以上で打ち出され、1999年7月12日出荷分から浸透、第2次が10円以上で11月1日出荷分から、第3次は6円以上で5月6日出荷分からそれぞれ浸透している。