2000年10月17日 |
バイエル、DJSGIへの記載継続~持続可能な事業運営を確認 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:バイエル |
バイエルはこのほど、ダウ・ジョーンズ・サステイナビリティ・グループ・インデックス(DJSGI)への記載が、スイスのDJSGI社により確認された、と発表した。これによりバイエルは、持続可能な事業運営の観点から、引き続きニューヨークのDJSGIにおける上位10%の企業に位置付けられたことになり、同社では直接競合する企業に対する優位性を示すものであるとしている。 DJSGIは、世界規模で企業のサステイナビリティ(持続可能性)を測定するもので、あらゆる産業部門にわたり行われている。またDJSGIは、リストアップされている全ての企業が、サステイナビリティを推進する企業に課せられている高度な要求事項を継続して満たすことを保証するため、毎年10月に見直しを行っている。 コーポレート・サステイナビリティは、機会を捉え、様々な面で生じるリスクを管理することにより、長期的な株主価値を生み出すビジネスアプローチの1つとなっている。自己資本利益率が従来の指標に属している企業では、平均8.5%であるのに対し、DJSGI企業は約15%と言われ、このアプローチが重視されつつある。 バイエルは、持続可能な開発を信条に事業を展開している。同社のマンフレッド・シュナイダー社長は、「バイエル社は、生態環境や経済、社会のあらゆる重要な面が相互に結びついた企業ポリシーを追求しつづける」と語っており、実現には株主やステークホルダーに対する明確な責任に加え、高水準で革新的なテクノロジーが必要であるとしている。また、「製造段階における環境保全を達成したことにより、自社にとっても、また環境にとっても良い結果をもたらしている。つまり、新工場の建設費を従来に比べ抑制できる一方で、排出レベルも継続的に減少している」と語り、バイエルの努力が環境に対してだけでなく、バイエル自身、ひいては株主も恩恵を受けていると説明している。 なおDJSGIは、ダウ・ジョーンズとコーポレート・サステイナビリティ評価の世界的企業であるSAMサステイナビリティ・グループの合弁事業で、サステイナビリティを重視する主要企業の業績を追跡測定する世界初のサステイナビリティ・インデックス。同インデックスは、世界27カ国、61産業、236社で構成されており、記載企業の総資本金は5兆ドルを超えている。 |