2015年05月26日 |
東ソー、米ケムチュラの新規ポリマー型臭素系難燃剤を独占販売 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーは26日、難燃剤の世界大手である米国ケムチュラ社(Chemtura、本社:フィラデルフィア州)から、新規臭素系ポリマー型難燃剤(商品名:Emerald Innovation1000)の日本での独占販売権を取得したと発表した。 東ソーは1942年から臭素の製造・販売を行ってきたが、ケムチュラが新たにポリマ―型難燃剤を開発したため、独占契約を結び、製品群に加えることにした。 基本物性などは従来の臭素系難燃剤と変わらないが、ポリマー型の場合、人体内で蓄積されにくい特徴がある。 最近はPOPs 条約(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約)の規制強化に伴い、環境面に対応したポリマー型製品の開発が待たれていた。東ソーはケムチュラ社の新規ポリマー型難燃剤を独占輸入・販売することで新たな市場ニーズに応えることにした。 臭素系難燃剤は、電気製品や建材などを構成する部材や合成繊維などに添加し、難燃剤として幅広く使用されている。新規製品の販売計画などは今後決める。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1432609320.pdf |