2015年05月27日 |
多田製薬協会長「後発医薬品の浸透急ピッチ過ぎる」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本製薬工業協会 |
日本製薬工業協会の多田正世会長(大日本住友製薬社長)は26日の定例会長記者会見で、ジェネリック医薬品(後発医薬品)について「浸透率の上昇が急ピッチ過ぎる」と指摘したうえで、「これでは創薬メーカーの研究開発力が維持できない」と問題提起を行った。多田会長は、「2004年頃にはジェネリック浸透率が20%に達するのに30四半期を要していたが、2014年の例でみるとわずか2四半期で20%に達している」とし「あまりにも(浸透速度が)急ピッチすぎる」と指摘した。 また、次期薬価制度改革では、「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」について、「2010年度改定で導入されたが、試行のままの状態であり、制度化が必要である」と強調した。また、薬価改定については、「2年ごとに改定するという現行ルールを守ってほしい」と従来の主張を繰り返した。 |