2015年05月27日 |
「第1回日化協LRI賞」に国立医薬品食品研の北嶋室長 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本化学工業協会 |
日本化学工業協会は27日、今年度新設した「日化協 LRI賞」第1回受賞者に国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター毒性部 室長の北嶋聡氏が決ったと発表した。 受賞テーマは「化学物質の有害性評価の迅速化、定量化、高精度化に関する研究」。同氏が「ナノ材料のヒト健康に対する評価系開発」「ヒト型モデル実験動物を用いる評価系開発」および「トキシコゲノミクス研究(毒性反応を単に現象としてではなく、遺伝子情報として分析することにより、動物種による反応性の違いなどを克服しようとする試み)」等に優れた業績を残し、またこれらの研究成果が、分子メカニズムに基づく化学物質の影響評価手法の開発に大きく貢献したことなどが受賞理由となった。 日化協はLRI活動の一環として、今年度から「化学物質が人の健康や環境に与える影響」で優れた研究業績をあげた研究者を表彰する「日化協 LRI賞」を日本毒性学会内に設けることを決め、受賞者の選考を行ってきた。 授賞式は6月下旬開催の日本毒性学会学術年会で行われる。 ■用語の解説 ※LRI:Long-range Research Initiative = 長期自主研究活動 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1432701128.doc |