2015年05月27日
エーザイ、筋委縮性側索硬化症の新薬申請
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:エーザイ

エーザイは27日、メコバラミン(開発コード:E0302)の高用量製剤について、筋委縮性側索硬化症(ALS)に関する新薬承認申請厚生労働省に行ったと発表した。

ALSは重篤な筋肉の委縮と筋力低下をきたす神経変性疾患で進行性の難病である。国内で承認されている治療剤は進行を抑制する1剤しかない。

メコバラミンは、末梢性神経障害治療薬として承認・販売されている。高用量メコバラミンのALSに対する効果については、1990年代から臨床研究が実施されていたが、その有効性を示唆する結果が得られた。同社は、医療上の有効性が認められると考え、承認申請行った。