2015年05月29日
4月の鉱工業生産1.0%上昇、化学工業などプラス
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省は29日、4月の鉱工業生産・出荷指数(2010年=100、季節調整済)速報値を発表した。
生産は前月比1.0%上昇の99.1、出荷は0.4%上昇の97.7、在庫は0.0%と横ばいの113.4だった。在庫率は1.4%低下の112.8だった。

製造工業生産予測調査によると、5月は前月比0.5%の上昇、6月は同▲0.5%の低下だった。
基調判断は、前月の「総じてみれば、生産は緩やかな持ち直しの動きがみられる」を据え置いた。

業種別で生産が上昇したのは、電子部品・デバイス工業(5.2%増)、電機機械(6.4%増)、化学工業(0.5%増)、プラスチック製品工業(2.2%増)など、全15業種のうち9業種。低下したのは情報通信機械(▲6.6%)、輸送機械工業(▲0.7%)など6業種だった。

化学工業(除、医薬品)は生産が前月比0.5%上昇の95.4、出荷2.1%上昇の93.7、とともに2カ月ぶりの上昇。在庫は1.3%低下の105.3、在庫率は5.7%低下の109.5だった。

プラスチック製品工業は生産が前月比2.2上昇%の97.8、出荷1.2%上昇の95.3と、ともに3カ月ぶりのプラスだった。在庫は1.6%上昇の108.5、在庫率は1.5%上昇の111.8%だった。