2015年05月29日
農水省が「知的財産戦略 2020」策定
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は、知的財産に関する施策を強力に推進するための新たな「農林水産省知的財産戦略2020」を策定したと発表した。

同省は、農林水産業・食品産業のグローバル化に伴い、海外市場における模倣品等への対応が求められるようになったほか、知的財産の効果的な活用についても今年6月から開始される地理的表示保護制度を踏まえた対応が必要になってきた。

そこで外部有識者からなる「農林水産省知的財産戦略検討会」を設置して総合的な検討を行い、新たな戦略「農林水産省知的財産戦略2020」を策定した。戦略の実施期間は、平成31年度までの概ね5年間としている。

具体的な対応・方向として次の8点を示した。
(1)技術流出対策・ブランドマネジメント
(2)知的財産活用による海外市場開拓
(3)国際標準の戦略的な活用
(4)伝統や地域ブランドの活用
(5)農林水産分野におけるICT(情報通信技術)の活用
(6)種苗産業の競争力強化
(7)研究開発における知的財産マネジメント
(8)知的財産に関する啓発及び人材育成