2015年06月01日 |
旭化成ケミ、中国にポリイソシアネート第2系列 稼動 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成ケミカルズ |
旭化成ケミカルズは1日、中国・南通市に自動車向け塗料原料やインキ、接着剤原料などとして使用されるポリイソシアネート「デュラネート」(商品名)の第2系列設備が完成し、稼動開始したと発表した。 現地子会社、旭化成精細化工(南通)が年産1万トンの増設設備を完成した。旭化成ケミカルズは日向市(宮崎県)の工場にも「デュラネート」年産1万トン設備を持っており、合計能力は年産3万トンとなった。 「デュラネート」は独自技術で開発したHDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)系ポリイソシアネートで、これを使用したウレタン樹脂は耐候性や機械的・化学的物性に優れ、自動車・建築向けのほかインキ、接着剤、注型材原料など幅広い分野で使用されている。今後も中国を中心としたアジア市場では自動車生産の増大とともに需要の拡大が見込まれるため、増設により安定供給体制の構築を図った。 旭化成精細化工(南通)は江蘇省南通市に本社・工場があり資本金44億円。旭化成ケミカルズと旭化成(中国)投資有限公司両社の各50%出資。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1433135729.pdf |