2015年06月02日
日本化学会、「第7回化学遺産」候補募集
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学会

日本化学会は、第7回化学遺産への認定候補の募集を開始した。日本化学会会員だけでなく、一般を含め幅広く募集(推薦の募集)している。推薦締め切りは8月7日。

「日本化学会化学遺産」は、化学と化学技術に関する貴重な歴史資料の保存と利用を推進するもので、歴史資料の中でも特に貴重なものを認定することで、文化遺産、産業遺産として次世代に伝え、化学に関する学術と教育の向上及び化学工業の発展に資することを目的とするものである。

これまでに、「セルロイド工業の発祥を示す建物及び資料」、「合成染料・ベンゼン精製装置」、「初期の塩化ビニル樹脂成形加工品」、「国産アンモニア合成技術」、「プラスチック射出成形機・金型」、「日本初アルミニウムの工業化」、「塗料工業の発祥」など、6回にわたり合計33件を化学遺産として認定・顕彰している。

認定が決まれば、来年3月に開催予定の日本化学会の第96春季年会で表彰する。
化学遺産に関する問い合わせ先は、日本化学会化学遺産委員会(TEL:03-3292-6163)。