2015年06月10日 |
国際帝石、インドネシア地熱発電事業に参画 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:国際石油開発帝石 |
国際石油開発帝石は10日、伊藤忠商事、九州電力とともに、インドネシアのサルーラ鉱区で進められている世界最大規模の地熱IPP事業(独立系発電事業者)に参画すると発表した。現地開発会社のメドコ・パワー・インドネシア社及び米国オルマット・テクノロジーズ社と合意した。 サルーラ鉱区はインドネシア・スマトラ島北スマトラ州に位置。同国国営石油会社プルタミナの子会社が保有する地熱鉱区を伊藤忠、九電、メドコ、オルマットの4社と共同出資する事業会社(サルーラオペレーションズ社)を通じて取得した。 発電規模は出力330MW。日本の一般家庭約70万世帯分の年間消費量に相当。発電した電力は全量国営電力公社(PLN社)に販売する。発電所は2016年から18年にかけて、段階的に第1期~第3期商業運転に入る予定。 国際石油開発帝石はインドネシアでは、東カリマンタン・マハカム沖鉱区に50%の参加権益を保有し原油・天然ガスの開発・生産を実施中のほか、アラフラ海域沖合ではオペレーターとしてFLNG方式によるアバディガス田の開発準備に入るなど、合計10鉱区で探鉱・開発・生産事業を展開している。 ニュースリリース http://www.inpex.co.jp/news/pdf/2015/20150610-b.pdf |