2015年06月11日
環境省、化学物質の内分泌かく乱作用FS公募
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:環境省

環境省は、「平成27年度化学物質の内分泌かく乱作用に関するフィージビリティスタディ」の公募を開始した。公募締め切りは7月10日。

同省は、2010(平成22)年に「化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応/EXTEND 2010」を策定した。
これに基づき、野生生物の「生物学的知見研究」や「内分泌かく乱作用に関する基盤的研究」を推進してきた。
今回、今後の新規課題候補として、27年度に実施するフィージビリティ―スタディを公募する。
研究期間は計画承認後から28年3月末まで。実行検証は28年度以降となる。

<公募課題>
(1)野生生物の生物学的知見研究
・野生生物において認められた個体(群)の変化やその前兆について化学物質ばく露の関連性を把握する研究
・化学物質ばく露がその原因として疑われる野生生物における異変のメカニズムを実験的に検討・検証する研究
(2)化学物質の内分泌かく乱作用に関する基盤的研究
・個体レベルで有意な変化と細胞・分子レベルでの変化との関連性を把握する研究
・化学物質による内分泌かく乱作用を(既存の、または新たな)リスク評価及びリスク管理手法に組み込むことを目的にした研究

研究費は1課題当たり250万円程度。採択件数は2課題程度。
応募の提出・問い合わせ先は事務局(TEL:03-5925-6740)