2015年06月11日
4月エンジニアリング受注、3カ月連続 前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が発表した4月のエンジニアリング受注高(速報値)は、国内外合わせて4601億円で、前年比47.8%と大幅減少した。国内は同88.4%、海外受注は同14.9%で、海外受注が振わなかった。
国内受注の前年割れは3カ月ぶり、海外受注の減少は3カ月連続となった。

主要プラントで見ると、通信プラントと製鉄プラントはプラスだったが、化学プラントが前年比わずか7.6%と大きく落ち込んだ。受注金額の大きい電力プラントも前年比72.1%にとどまった。

1件当たり受注高が5億円以上の大口受注件数は67件(前年同月比77.0%)だった。

【4月のエンジニアリング受注高(速報)】 単位:百万円 ( )対前年比%
<受注高計>     460,105(47.8)
(国内)       380,823(88.4)
(国外)        79,282(14.9)

<プラント・施設別内訳>
・電力設備システム  127,758(72.1)
・通信設備システム  68,236(102.8)
・化学プラント     38,877(7.6)
・製鉄プラント     13,449(114.0)
・その他産業プラント 49,238(86.3
・鉄鋼構造物     14,937(246.9)
・貯蔵・輸送システム 11,051(89.5)
・環境衛生システム   48,705(103.7)
・都市/地域開発   28,698(149.7)
・その他         59,156(114.5)