2015年06月15日
中外製薬「アクテムラ」欧州学会で新知見発表
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は15日、抗ヒトIL-6レセプター抗体「アクテムラ」の国内実臨床試験結果が先週、イタリア・ローマで開催された欧州リウマチ学会で発表され、「生物学的製剤未使用の中程度の関節リウマチ患者に対して有用性が認められた」と発表した。

同試験は「839例の患者に1年間、体重1キログラム当たり8ミリグラムを4週間隔で投与した結果、関節の痛みや腫れの改善を示す数値が患者の36.8%、日常生活動作の改善を示す数値が同65%に達した。安全性への懸念は認められなかった」。また、「3年間にわたるフォローアップの結果でも心機脳障害や重篤な感染症発現率など、安全性上の懸念は認められなかった」としている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1434334822.pdf